島までは遠い

佐藤正志@サークルアラウンドのことが少しわかる場所。プログラマーを育てるトレーナーとして、現役のソフトウェア技術者として、経営者の端くれとして、想うことをつづる予定。しばらくは工事中。

好奇心を持ってコード書いたりしたいんだ!

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はじめに

「あーこれそうだよなー」と感じて、その他のことも色々と考えてしまったので記しておこうかと。

「プログラミングが楽しいと感じて、それを仕事にしていく」という流れはとっても良いと思っています。私は仕事の選び方を「お金を稼ぐ手段」という考え方よりも「生き甲斐」のようなところに置いているので、大金儲けできるけれど退屈な仕事よりは、お金は程々とか多少少なくても熱中できる仕事を選びたがっています。

プログラマーに限らず世の中「仕事は仕事、プライベートはプライベート」と割り切った考え方の方は数多くいると思いますし、それは特に否定しようとは思いませんが、私自身の人生は「生き甲斐たる仕事」を中心に今まで進んできていますし、それがプライベートも侵食している状態がずっと続いていると思います。

ただ、それを他人に押し付ける必要は無いとも思っています。

仕事でのコードの書き方

あくまで私や私のチームのメンバーはそうなっているだろうという話ですが、仕事では以下のような点から様々な意味で保守的に振舞っています。

  • 顧客が望むことが最優先であり、私たちの望みが仕事の中で果たされることは二の次である。
  • 納期があり、間に合わせようと仕事をしている。
  • 自分たちの書いたコードは自分たちが去った後も残っていき、別の人が扱う(ずっと関われそうなら別の考え方もありますが)。

これってどうなるかと言うと「なるべく失敗しない選択をして、冒険せずにゴールにたどり着くこと」が至上命題であり、私たちがチャレンジをすることは減るという結果になりますよね。これが嫌なのか?と言われたらそんなに嫌なことではありません。安定して結果を出すの、すごく大事なことだと思っているんです。ただね...というのがこの話の続きになります。

これまでの流れや顧客の要望によって技術選定は狭まります。弊社はRailsを扱うことが多いのでRailsから積極的に離れることは今現在はありません。jQuery以上の何かを顧客が望んでいることも無いので、jQueryのコードを書きます。

人がスイッチすることを可能にしたいなら同じ技術を皆が扱える方がやりやすいですし、やり込んでいる技術の方が単価も適切に設定できるという経営側の事情もあります。

保守的のストレスと、プライベートでの開発

「顧客が喜ぶ」をモチベーションに仕事ができる人は保守的でも十分かもしれませんが、私はそれだけのタイプでは無いので、これはそれなりにストレスを溜めて進んでいるのだと最近気づきました。20代の頃にあった「今日もあのコードの続き書きたい!」という目覚め方をしていなかったですし「もっとこのコードの続き書きたかったのに!」という気持ちで寝付いてもいませんでした。

私はプライベートでは言語や環境も興味あるものを選びたいですし、設計が気に入らなかったらリファクタリングしまくってみたいです。納期とか気にせずに全力投球したいだけです。この事に頭で考えた理屈なんて無いです(後付けでいくらでもメリットは出せますがそういうことじゃない)。そうやりたいだけなんですよ。

最近golangとvue.jsとappengineで個人のサービスを作り始めたら楽しくて仕方ないです*1。こういうワクワクする感じも必要だったんだと改めて気づきました。メンバーもそれぞれ自分のサービスを作るようになっていて、その話を聞くのも楽しいですし、相談受けてアドバイスしたりするのも楽しい*2

さて、私たちは「勉強」や「努力」をしているのでしょうか?あまりそういう風に思っていない気がします。もちろん業務で言い渡してもいませんので「仕事」でも無いでしょう。好きなもの作って楽しんでやっていればいいんですよ。

これはきっと文化みたいなものだと思うので、こういうことできる人は弊社にマッチすると思うし、できない人は離れていくと思います。それでいいんです。合う人と集まっていろいろやったら楽しいですよ。きっと。

老いることと向き合う

ただ、自分がいつまでもこの知的好奇心を持ち続けることができるのかと自問自答するとイエスとは言えない自分もいるのだ。

これ、実はずっと不安でした。26歳の私は「劇的な成長もきっとできないし、淡々とやっていくだけなんだ。」と思っていました。 42歳の私は「あんまりそういうこと気にせず、全力投球のコード書いてればいいんじゃない?」と思っています。結局自分の本質的なところは変わってはおらず、ほじくり返せば一番感じやすい自分の核に出会える気がします。

会社作ってここ数年はいろいろと自分に決め事を作り戒めていて、ほじくり返して解放することを避けていました。でも、今の方がいいなぁ(笑)今の自分なら死ぬまで全力投球できる何かを探して続けられる気がします。もちろんコードを書くことだけじゃない楽しみも全力でやりたいです。若手を鍛えて自分よりも若くて凄い人をザクザク誕生させられたら、10年後とかメチャクチャ楽しいと思っています。

おしまいに

最近読んだブログの中にもすごく良い言葉があって首がもげるかと思いました。フツフツと湧いてくる好奇心を失わずに今後も生きたいです。楽しんでいるだけなのに、成長できるなんて一石二鳥過ぎてお釣りがいっぱいです。

成長が鈍化している人は好奇心を失っている。

若いうちの苦労は買ってでもしろとか言うおっさんがムカつく - 毎日がもふもふ

「知らないことを知る」というのもまた楽しいことだし、「難しいことを工夫して結果を出す」のもやはり楽しいことの一つなんだと思います。今の所「工夫して新しい何かを作り出す」が私の心を最も刺激してくれるのだと感じています。いつか変わるかもしれないけれど自分自身の変化にも興味を持っているので、それも楽しみです。

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*1:この件はまたどこかで書きたいです

*2:誤解が無いように書いておきますが、仮にこのサービスを毎日作っていることが仕事になったとしたら、遠くない将来私はこの事に保守性を感じ始めるんです。k8sも使いたいしElixirだってやってみたい。WebAssemblyをベースにして新しい言語とか作ってみたい。