島までは遠い

佐藤正志@サークルアラウンドのことが少しわかる場所。プログラマーを育てるトレーナーとして、現役のソフトウェア技術者として、経営者の端くれとして、想うことをつづる予定。しばらくは工事中。

オッサンが吠えてもいいイベントがあったので吠えてきました

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peraichi.connpass.com

こんなイベントがあって、オッサンのLT募集していたのでやらせていただいてきました。

5分LTと聞いていたので「突っ走って5分」くらいで仕上げて行ったら、まさかの質疑含めて10分枠。つまり5分で終わると5分質問攻めという企画らしい。みなさん10分終了狙いの様子なんですね。というわけで、自己紹介をかなり長めに紹介して(自己紹介だけでかなりいける口ですし、いい感じにみなさん盛り上げてくれたので助かりました)。残り5分で走り切りました。

ビアバッシュなのもあって現場ではウケ狙いで盛った言い方をしてしまったり、言いたいことが伝えられたのかあんまり自信が無くなっているので、文章で補足していこうという次第です。資料は下記。

speakerdeck.com

  • エンジニアとして生きる時に生きやすいのはやはり技術がある程度シッカリしていること。
  • 熱中できるものを大切にしよう。
  • 熱中できるものがまだない人は、たくさんの体験をしていこう。そして、心の動いたことを大切にして、少しずつそれに向かえるようにしていくこと(このへんウケ狙いに走り過ぎてちゃんと言えてなかった。反省)。
  • 成長が鈍化した時は、多分新しい哲学を手に入れることでもう一段登れる。
    • 鈍化したと感じるのは世界が狭いためにルーチンになったのと近い。枠を広げないともう一つ上が見えない。
  • 哲学を手に入れる方法はいくつもあるが、もしも師匠的な人がいるなら背中を追うのが最も良い。
    • その人が鍛えてくれる気持ちのある人なら、ガッツリ食いついて全部啜るくらいで良い。
    • それくらい鍛えてくれる人はこの業界で稀有なんだと思う。出会えたら奇跡。師弟関係最高。
  • 人間は変わる。他人のコードを読むのが大嫌いだった私でも、今は毎日喜んで読んでいる。
  • 人間は変わる。だから今の自分を基準に将来の自分を悲観することにはあまり意味がない。

蛇の足

自分の場合、20代に作った技術貯金をベースにフラフラと社会に寄生していた時期があり(世捨て人とか自由人とかそういう感じが近いです。山奥にこもって皿焼いてる陶芸家とかも近そう)、30代半ばで起業してから方向性が初めて定まって(遅かったねぇ。仕方ないけれど)、今は目標に向かって一歩ずつ進みたいと思っているところです。

ただ、やはり元々のユルユル思想から抜けることはできず、会社の中身も色々と緩いですし(厳しくしたら私が会社嫌いになってしまう為。それでいいのかというツッコミは私の会社なのでお許しください)、私自身の行動も脇が甘かったりするので、メンバーに助けられつつ会社が維持できています。

ちなみに20代の時の技術貯金は今のレベルからしたら本当に大したことのないことです。

ただ、IT業界のオープン化の走りの時期に、当時の組織でLinuxを使ってPerl等を利用してWEBサービスをある程度適切な設計で作れる人がとても少なかったです。しばらくしてJavaが業務用WEBサービスの中心になってきたタイミングでStrutsをベースにしたフレームワークを作るプロジェクトに参加したり、EJBのフレームワーク作成チームのメンバーになれたようなことが最初の技術人生をかなり支えています。それまで独学で熱中してやってきたことが存分に発揮できるフィールドだったんですね。

その頃の私はコードリーディングやデバッグ能力は大したことない癖に、クラス設計やオブジェクトの分割、共通化の目なんかが極端に突出していたタイプです。それを人生のその後の時間を使ってだんだん平均的に慣らしてきたと思います。程々のフレームワークを作る技術など今の世の中を見れば残念ながら大して役に立たないのです。OSSの素晴らしいフレームワークを皆で学ぶことでコストを削減する時代だと思っています。

蛇の足2

弟子の弟子という方にお目にかかれて、私のことを彼がまだ師匠と呼んでくれると知って嬉しかったし、彼もまた師匠と呼ばれるようになっているのは素晴らしいなと感じました。そうやって伝承していくのが良いなと。後から来る人はもっと前の人をブッチギリで追い越して欲しいです。そしたら僕もその人に教わったりしていきたい。